「みんな違ってみんないい」
「唯一無二の自分」
「個性を大事に」
私は、たくさんの子どもたちを見ながら、
本当にそう思ってきました。
今でも、そう思っています。
でもその一方で、
「本当の意味で、自分を全部わかってもらうことはできないんだ」
という感覚も、ずっとどこかにありました。
小さい頃、
そのことを感じて、
夜にひとりで泣いていたことがあります。
大人になってからは、
さすがに泣くことはなくなったけれど、
ふと、あの頃と似たような孤独を感じることは、
時々ありました。
そして、自分の「核語」が立ち上がったとき、
「ああ、本当に、人はみんな違うんだな」
ということを、
改めて感じました。
でも、その言葉を持って、
迷いながらも、自分の方向に進んでいく中で、
少しずつ、
別の感覚も出てきました。
それは、
みんな違うからこそ、
誰の中にも、
「最後は、自分でしか抱えられないもの」
があるのかもしれない、という感覚です。
だから今は、
ひとりでいるときも、
ふと孤独を感じる夜も、
前みたいに、
ただ淋しいだけではなくなりました。
「ああ、こういう感じって、人の中にあるよね」
そんなふうに、
少し微笑ましく感じることがあります。

